■「できる」ということ■

昔々、ふれっどかっぷすとゆーマジシャンな人が「おいらのやるマジックはマネできても、おいらのマネはできない」と言ったそうな。(すんません、相当ゆがめてますが大筋ではあってるはず(^^;))

たいそう自信あふれるお言葉ですが、事実、後世で彼と同じマジックをする人がいても、もう全くの別物であったようでありんす。今は亡き方ではありますが、結局のところ彼以降、彼の行ったステージングと同じ、または越える事ができる者は出てきていないようではあります。彼の言葉は真実でありました。

もう少し分かりやすく言ってみると。
国内ではマギー司郎さんとゆーマジシャンな人がいます。有名な「タテじまがヨコじまになるハンカチ」なんてマジックがあるわけですが、同じマジックをやって彼以上の賞賛を浴びることができる人はいません。
タテじまがヨコじまになるハンカチは、そりゃ皆が?できるのかもしれませんが、それをステージで行ってマギー司郎さん以上の賞賛を浴びる事ができる人が、はたしているでしょうか。

上に挙げた例は極端なものかもしれませんが、安易に「アレは俺にもできるよ」とか「まぁ、マニアならたいていはできるヤツだね」なんて事は口にしない方がよさそうです。たいていはできません。テレビで行われたマジックを「できる」だけの人なら実は結構な数がいるのかもしれません。でも、それが「できること」と「人前で見せる(魅せる)ことができること」は全くの別物と考えた方が無難です。

できるだけ厳粛に受け止め、そのマジックが「できた」ら、そこがスタート地点だと思ってもいいかもしれません。本当のマジックはそこから先にあるんじゃないかと思います。


2004/10/12 加筆修正

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