■マジックを見たら驚く■

先の「夢売人・夢見人」ともちょっと似た話になってしまいますが。
当たり前のようですけどマジックを見たら驚きましょう。

以前、とある関西の知人から聞いた話で。
マジックを見たら驚くんだそうだ。えーでも、わーでも、すっげーでも、なんでも。そういう歓声を上げる。

マニアックなマジックの集まりだと、マジックを見せても「うーん、なるほど」とか「ああ、キレイキレイ」という謎の言葉が飛び交うわけですが。一概にそれが悪い、とは申しません。見知った顔、分かってる人々ならばそれもアリだと思います。

ただ。その席上に、そのマジックを知らない人や、普段マジックになじみのない人がいるのならば、一緒に驚く。驚いてあげる。それも、驚くべきところでね。現象が起こる前じゃなくてね(^^;)。

知ってるマジックを見て驚くのは白々しいと思うかもしれませんが、その方が断然盛り上がるんですよ。場が。驚くべきところでお客さんからの「おー!」という反応があると、演じてる人のテンションも上がってくるんですよ。もう一個見せてくれるかもしれないし(^^;)。

その驚きの輪の中で、ワケ知り顔で「うんうん、なるほどねー」としたい気持ちもよく分かるのですが、もしその場を盛り上げようと思うなら一緒に驚きましょう。減るもんじゃなし。ガンガン驚くべし。


以前、マジックを知らない知人を、いわゆる「オフ会」へ連れて行ったところ、一番驚いて?いたのは「周りで見ている人が驚かない」事だったそうです。ちょ、ちょ!ちょっとあんたら今の見た!?すんごいことが起きてるんだけどなんでそんなに平気でいられるの!?…と。そういうマジックとはまた別の驚きがあったそうな。まるで、驚いている自分が間違ってるのかと思ってしまう、とも言っていました。

これ聞いた時、結構ショックでした。
ああ、マジックを見たら驚くのは普通の事なのだ、とか。それは何も、同族に対する同情とか、それが礼儀だ!という事ではなく「マジックを見たら驚く」のは当然のことなのだな、と。例え知っているマジックであったとしても。それで場が和むとか、盛り上がるのなら驚くくらいはお安い御用じゃないだろうか。
(次に演じる人もスムーズにやれるしね。いわゆる「場をあっためる」みたいな感じ)



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