■ショーマンシップ■

Showman ship.
ここ最近、自分の中でモヤモヤしていたものが「ショーマンシップ」という一言で片付く事に気がつきました。

選手宣誓とかで「スポーツマンシップにのっとり…」なんてありますけど。あれのことですよね。スポーツマンがショーマンに変わった、と。
じゃ、ショーマンシップってなんだろ?と思って調べてみると。
>showman・ship n. 興行師としての腕前.(goo辞書)
だ、そうだ。うーん、なんか思ってる事と違う。

自分が考えるショーマンシップとは。
ショーマンの精神、ショーマンとしての心構え、とか。そんな感じじゃないだろうか…と受け取ってます。具体的にどういうことを言うのかは、まだ上手に言葉にできなくて、はがゆい思いをしています。

でも、ここはマジックの話をしている場所。マジシャンとショーマンは違うんじゃないの?

いや、マジシャンもまたショーマンでありエンターティナーであると思ってます。マジシャンがマジシャンとして人前に立つのではなく、一人のショーマンとして人前に立ち、その形がマジックである…という解釈でしょうか。ややこしいですが。

ショーマンシップを持ったマジシャンと、マジシャンとして人前に立つマジシャンとでは、見え方がずいぶんと違うように思います。見ていて気持ちがいいのは前者のマジシャンで、後者はどこかに違和感を感じます。…その具体的な違いは?と聞かれても、上手に言葉にはできないのですが(^^;)。
でも、最後まで観客に支持されていくマジシャンは、おのずとショーマンシップを持ち合わせているように感じます。

これはなにも、はるか遠くの舞台のお話やテレビの向こう側のお話ではなく、日常の中で取り入れる我々のマジックなどにも通用する話だと思ってます。
「あの人のマジックはおもしろい」そう言わせるためには、技術の訓練や新しい道具のほかにショーマンシップがあるかどうか?にかかっているような気がします。

(…で。結局、ショーマンシップの具体的な内容については上手に書くことができませんでした(^^;)。なんとも歯切れの悪い話になって申し訳ないのですが、なんとか行間から読み取っていただけないだろうか。「形も重要」で書いた事なんかは、このショーマンシップの一部だと言えそうです)

かつて、おいらの知っている人ですっごいマジックのうまい人がいました。でも、その人はショーマンシップに欠けるところがあって、どうもお客さんからのウケが悪く悩んでいました。ウケが悪いと、よりすごいマジックの模索をして、練習をして。再び人前に立ち、同じように消沈する。その繰り返しでした。
おいらが意見を言える立場ではなかったし、今では疎遠でどうしているのかわかりません。


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