■やり方と演じ方■ マジックの本を見ると、そのマジックのやり方は解説してありますが、演じ方まで書かれている本は少ないです。 やり方は、本や人から学ぶ事はできますが、演じ方は教わるものではなく、自分で見つけていくものなんじゃないだろうか。テレビで見たマジックに憧れて、マネしてみたけどしっくりこないのは自分にあった演じ方が見つかっていないせいかもしれません。 やり方をマネする事はいいと思いますが、それと共に演じ方までマネしようとすると無理が出るし、どこか不自然。なぜならそれは自分の演じ方ではなく他人の演じ方だからね。そして、そういうのをハタから見た時に、いわゆる「パクリ」と呼ばれるものになってしまう、そう見えてしまうんじゃないだろうか…と思うのです。演じ方は自分で自分にあったものを考えないとダメなんじゃないのかな。 本やビデオで手に入れることができるのは「やり方」だけ。やり方を手に入れたら、あとは演じ方を模索するのみ。で、自分にあった演じ方が見つかったマジックというのは、まさに一生モノのマジックとして「獲得」できるんだと思います。 （初めの方で書いた「二つの要素」をより簡潔にしたのが今回の文かな？内容的にはほとんど一緒でしょうかね。） 05/05/17　加筆修正

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